長い目で考えてみましょう
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私は過去のブログでも
相続は特殊な分野だと
お伝えしています
その理由は
人の感情が絡むから
ルールを上手く使うことで
節税になることはありますが
税金のことだけを考えて動くのは
得策ではありません
家族仲が元々良かったり
仲が別に悪くなかったけれど
相続をきっかけに
不穏な関係になってしまった…
という話は時々あります
うちには財産ないから
揉めるも何も…
と思われるかもしれませんが
遺産があるかないか
相続税がかかるかかからないかを問わず
相続は全員に関係するものです
私も含め
遅かれ早かれ
皆さん経験します
なぜ仲が良かったのに
相続をきっかけに
こじれてしまうのか?
遺産があるから…?
私の経験上感じるのは
相続人同士が
本音を言えていないからです
本当はこうしたいのに…
本当はこう思ってるのに…
と本心があるにも関わらず
他の相続人の方に
伝えていない
(伝えられない)
中には自分の本心に
気がついていないこともあるでしょう
本音を言えないのは
元々の関係性もあるでしょうけど
ケンカになるんじゃないかとか
こうあるべきだみたいな
こだわりがあるからかもしれません
このように
当事者に本音を言えていない場合は
税理士である私たちに
伝えてこられることがあります
「私はこう思ってるんです」とか
「他の相続人に自分の意見を言いにくい」とか
でも私たちは税理士なので
お話を聞くことはできても
相続人の間に立って
伝達したり
仲裁に入ることができません
(法律でNGなのです)
こういう仲裁ができるのは
弁護士さんだけです
なのであまりにも
相続人の間で話が進まない時は
弁護士さんへのご相談を
勧める場合があります
でも…
弁護士さんの話をすると
「弁護士さんを入れるなんて大げさな!」と
考える方も少なくありません
弁護士と聞くと
皆さんハードルが
高くなってしまうようです💦
お気持ちはわかりますが…😅
確かに報酬もかかりますし
物理的にも心理的にも
ハードルはあるでしょう
でも
長い目で見た場合
どうでしょう?
グッと我慢して
モヤモヤするよりも
誰かに自分の気持ちを
代弁してもらったほうが
楽になりませんか?
相続の怖いところは
その場限りではないということ
この一瞬我慢すれば大丈夫!
ではなく
その後のご家族との関係に
ずっと響くのです
この長年の蓄積された想いが
いきなり爆発して
ご家族と疎遠になってしまった
というケースもあります
(実際に私も見ています)
何が何でも
弁護士さんにお願いしましょう
とは言いませんが
検討する余地はあります
自分は関係ない!と思わずに
広い視点で考えてみましょう