みなさま、こんにちは✨
相続&個人事業主専門の税理士 中澤君衣(なかざわきみえ)です。
以前のブログで、財産の把握の重要性について触れました。
どんな財産を持っているか分からないときについてもご紹介していますので、ご参照ください。
↓過去の記事はこちら↓
下半期に送られてくる郵便物をチェックしよう
財産の把握は日頃からやっておくことがベストですが、日々の生活の中ではなかなか難しいと思います。
そこで、手っ取り早く財産を把握するための一つの方法として、
下半期に送られてくる郵便物やメールに着目していただきたいです。
【保険のケース】
毎年保険会社から「契約内容のお知らせ」が届きます。
具体的な契約内容が書かれていますので保管しておきましょう。
また、年末調整や確定申告でもおなじみの「控除証明書」でもいいの?という声が聞こえてきそうなので触れておきます。
「控除証明書」は何の保険に入っているかの参考になりますが、加入しているすべての保険を把握する材料としては不十分です。
保険の内容によっては、控除証明書が発行されないものがあるからです。
よくある例としては、保険料を一時払いしたケース。
この場合、保険料を支払った年の控除証明書が送られてきますが、翌年以降はありません。
他にも、傷害保険のようなそもそも控除対象にならない保険の場合も控除証明書は送られてこないので注意しましょう。
【証券のケース】
証券会社から毎年3月、6月、9月、12月末くらいに「取引残高報告書」が送られてきます。
また、特定口座の場合は翌年1月に「特定口座年間取引報告書」が届きます。
郵送もありますが、最近は電子交付の方が増えていると思います。
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このように保険会社や証券会社から毎年お知らせが届くのですが、ついスルーしてしまいがちです。
私自身、「ふーん。」という感じですし(笑)。
でも、届いた書類は一か所にまとめて家族と共有しています。
特に下半期は重要な書類が届く季節ですので、自分や家族がどんな財産を持っているかを把握する良いチャンスになります。
少しでも気に留めていただければ幸いです。