何の財産を持っているか分からないとき③~生命保険編~

みなさま、こんにちは✨

相続&個人事業主専門の税理士 中澤君衣(なかざわきみえ)です。

生命保険は、ご家族どころかご本人でさえどんな契約をしていたか分からないというケースがあります。

生命保険契約照会制度を活用しよう

令和3年から、生命保険を契約しているのかを照会できるサービスができました(生命保険契約照会制度)。

もし生命保険契約があるか分からない場合は活用しましょう。

留意点

①調べてくれるのは生命保険契約がありorなしだけ

調査してくれるのは、どこの保険会社に保険契約があるかということのみです。

保険内容や保険金の請求は、照会でわかった保険会社に個々に問い合わせる必要があります。

②照会対象者が限定的

原則、死亡や行方不明になった場合にのみ照会できる制度です。

本人が生存している場合、この制度を使うことはできません。

ただし、認知判断能力が低下している場合は本人が生存していても請求が可能です。

本人が生存している場合で契約の存在を確認する方法

では生存している本人が契約の存在を確認するにはどうすればよいのか。

一例をあげておきます。

・毎年送られてくる保険会社からの書類を確認する

 毎年保険会社から、保険契約が書かれた書類や生命保険料控除証明書が送られてきますので確認してみましょう。

・通帳を見てみる

 通帳から保険料が引き落としされている場合はそこから保険会社を洗い出すことができます。

おわりに

いざとなったときに利用できる制度ですが、時間(2週間程度)も費用(3,000円/1件)もかかります。

可能であれば、普段から1か所に書類をまとめておく、家族に保管場所を知らせておくことが大切です。

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