税理士が相続税申告のときにチェックしていること

みなさま、こんにちは✨

相続&個人事業主専門の税理士 中澤君衣(なかざわきみえ)です。

一番気になることは・・・

私たちが相続税申告をする上で気にするポイントはいくつかありますが、特に注意していることがあります。

それは、預金関係です。

いくら持っているかという目線も大事なのですが、生前にどこにお金が流れているのか、どんなものに使ったのかを預金分析表を使って細かく見ていきます。

なぜそこまでするのかというと、お金の流れを把握することによって、相続人も知らない銀行口座を持っていた、配偶者やお子様にお金が流れていた、高価なモノを買っていたなど、あらゆることが判明する可能性があるからです。

あらゆることというのは、税務上何らかの対処が必要になってくる項目のことです。

また、預金関係を重点的にみるのは、税務調査で指摘されやすい項目でもあるからです。

実際、税務調査が入って指摘されるのは現預金が一番多いのです。

国税庁 令和2事務年度における相続税の調査等の状況

その他のチェック項目

その他に必ずチェックするのは、名義財産です。

名義人とお金を出した人が異なる場合を指します。

特に多いのは、生命保険ですね。

契約者は子どもだけど、実際の保険料は親が出しているパターンです。

素直に話していただけると助かります

お客様の中には、税理士に余計なことを話したくない、できれば資料も最低限のもので留めたいという方がいらっしゃいます。

かなりの個人情報を伺っていくのでお気持ちは分からなくはないです。

しかし、税理士として余計なことを伺うということは基本的にないと思っていただけたらと思います。

細かく内容を伺うということ=リスクが潜んでいる可能性があるからです。

ご事情を伺っている中で、「もしかして〇〇のようなことはありませんか?」と追加で伺うと「あります。」というようなことがあります。

こちらとしても、何らかの違和感(話の内容に矛盾があったりなど)を感じるところはさらに詳しくお伺いすることになってしまいます。

なんだか事情聴取みたい?(笑)

いえいえ、そんなことはないですよ(#^^#)

税理士がお伺いしたことにそのまま答えていただければそれで充分ですし、こちらとしてもありがたいです。

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