相続税の計算は
独特なんです!
🍀詳しいプロフィールはこちら
今日のタイトルですが
なんのこっちゃと
思われるかもしれません(笑)
今日は相続税の計算方法に
ついてお伝えします
というのは
相続税の計算って独特で
誤解している方が
結構いらっしゃるからなんです!
相続税の計算でよくある誤解
相続税は存在を知っていても
内容がよく分からない
というお声は多いです
よくある誤解を
ご紹介します
相続税は誰でもかかる
相続が発生したら
誰でも相続税がかかると
思われることがありますが
そうではありません
亡くなった方の財産の金額が
基礎控除額の範囲内に
収まる場合は
原則、
相続税の申告は不要で
税金もかかりません
基礎控除額とは![]()
相続税がかからないラインのことです
財産の金額が
この基礎控除額以内であれば
原則、申告不要です
基礎控除額=3,000万円+(600万円×相続人の数)
で計算されます
相続人が1名⇒3,600万円まで
相続人が2名⇒4,200万円まで
相続税はもらった財産の金額に税率をかけて計算する
ここが一番独特かもしれません
相続税はもらった財産の金額に
税率をかけて計算すると
思われることがありますが
こちらも違います
例えば
1,000万円の土地を
相続する場合、
相続税=1,000万円×相続税率
ではないのです!
私がお客様に
相続税の計算をご説明するときは
よくパイに例えてお話しています
(前職の上司から教わりました)
【事例】
パイ全体の大きさ=相続財産の大きさ
パイ全体の金額=相続税全体の金額
相続人はAさん、Bさんの2人
(法定相続分1/2ずつ)
話し合いで
Aさんが5/6、Bさんが1/6の財産を取得することになった
としましょう
法定相続分とは
相続人が財産をもらえる
割合を示したものです
(民法900条)
上の例だと
🍀Aさんの相続税:5/6ピース分の金額×相続税率
🍀Bさんの相続税:1/6ピース分の金額×相続税率
だと勘違いされやすいです
それでは
相続税は
どうやって出すのか?
まず
①相続財産の金額を
法定相続分で分けたと仮定します
事例だとAさん、Bさん
それぞれ1/2ずつ分けたと
考えていきます
②①にそれぞれ相続税率をかけます
③②を合計したものが
相続税の合計になります
これだけだと
よくわからないと思うので
パイをイメージしてみましょう
①パイを1/2ずつ分けたと
仮定します
(上の図の点線部分)
②1/2部分の財産金額に
相続税率をかけます
③②で出した相続税を合計すれば
パイ全体の金額(相続税の合計)が出ます
計算した結果、
パイ全体の金額、
つまり相続税の合計が
300万円だったとしましょう
相続人Aさんが
5/6ピースのパイを
もらうことになった場合
Aさんが負担する相続税は
いくらになるでしょうか?
答えは
250万円です
(300万円×5/6)
一方で
Bさんの負担は
50万円になりますね
簡単にいうと
各相続人が負担する相続税は
相続税全体のうち
財産の取り分の割合だけ
かかるという仕組みに
なっているのです![]()

↑お客様からいただいたアップルパイ❤
ご自分がいくら相続税を
払うのかを知りたいときは
ご自身が相続した財産の金額
だけではなく
亡くなった方がお持ちだった
相続財産の全体が分からないと
計算ができません🚨
(↑ココ大事です!)
そして
相続税の対象となる財産は
一般的に馴染みのないモノも
含まれます!
ここが相続税の
難しいところ💦
きちんと生前に相続対策を
お考えの方は
自己流ではなく
相続専門の税理士に
ご相談いただくことを
おススメします😊



