完璧は難しいです…
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私は昔
完璧主義でした
日本人には多い
性格かもしれませんし
今の私を知る方からすれば
完璧主義には
絶対みえないはず(笑)
でも特に学生の頃は
そうだったんです
いつも
できないとか
足りないとか
「ない」にフォーカス
していました
100点満点のテストで
95点だったとしても
「5点どこで間違えた？」と
いつも自分を追い込んでいた
記憶があります
私は高校の時
医学部志望だったので
余計にそうさせていたでしょうね
まあお察しのとおり
完璧主義は
しんどいです
性格もキツくなりますし
学生時代の私の性格は
かなり歪んでいたと思います
でもすぐには
その性格を直せません
欠けている自分を
前より受け入れられるように
なったのは
ここ最近です(笑)
この歪んだ完璧主義は
税理士試験の時も
邪魔をします💦
税理士試験には
簿記論という
必修科目があります
私はこの簿記論が
本当に苦手で…
日商簿記2級までは
すんなり合格できたのに
税理士試験の簿記論は
本当にダメでした
税理士試験の中で
一番合格に時間が
かかった科目だったんです
でも簿記論は
最初に受ける人も多く
「簿記論が一番簡単だ」
という人もいるくらいです
簿記を勉強したことがある方なら
お分かりいただけるかも
しれませんが
試算表を
作る問題があります
(ここから専門用語満載で
すみません)
これが試算表↓
試算表には
特徴があって
正しく会計処理ができていれば
借方と貸方という欄の
合計額が一致するようになっています
一致していないということは
どこか間違っているということ
私が受けていたときは
日商簿記2級くらいまでは
試算表が一致することが
割と普通だったのですが
それが税理士試験になると
一変します
税理士試験の場合
試算表の合計が
合わないことが
普通なんです
そもそも
時間内に終わる
問題量ではありません
冷静に考えれば
試験の攻略法を
考える必要がありますね
難しい問題は捨て
みんなが得点できるところを
確実に得点する
講師の方にも
そうアドバイスを受けました
でも完璧主義だった
当時の私には
受け入れがたいこと
だったのです
難しい問題にも
積極的に取り組むという
真逆の姿勢(笑)
難しい問題に
時間をかけているから
みんなが取れる
問題を取りこぼすという
悪循環😂
こりゃ受かるわけないよね！と
今なら思いますが
当時は気が付かなかったんです
完璧主義は
あらゆるところで
影響します
お仕事にも…
実務でも
試算表が一発で合わないことは
ざらにありますし
(きちんと修正しますよ！)
相続税申告でも
完璧にできるか？というと
そうとも限りません
プロが何を言っているんだ！と
言われてしまいそうですが😅
相続税の申告は
亡くなった方に関する
申告です
生前に財産をすべて
ご家族に共有している場合は
まだしも
そうでない場合に
本当に故人様の財産を
把握していますか？
と聞かれたら
自信をもって
答えられるでしょうか？
(私も親のことを
すべて把握しているわけでは
ありませんし…）
当のご本人は
すでに亡くなっているので
誰にもわからない…
ということは
多々あるのです
(本人が生きていたとしても
忘れているかもしれませんし)
そうすると
ご家族が把握できた
財産の範囲内で
申告を進めることになります
この時点で
完璧にやるのは難しい…
ということを
感じていただけたかなと
思います
申告業務を進めていくうえで
不明点が出てきたときは
ご遺族の方に
質問させていただくのですが
時々
「私たちも
わからないんです😥」や
「親族でも不明なことが多いと
税務調査にも入られるのですか？」
と不安そうなお声を
聞くことがあります
特に真面目な方ほど
心配されます💦
でも知らないことがあるのは
仕方ないのです
ご家族が
故人様のことを
全部把握するのは
無理なのですから😓
なので
不安なお声を
聞いたときは
「分からないことは
分からないままで
大丈夫ですよ」
とお伝えしています
むしろ全部答えようとして
あやふやなことだったり
ましてや
ウソの回答をされる方が
困ってしまいます…💦
(そんな方はいないと
思いますが)
税理士からの質問は
分かる範囲で
お答えいただければ
OKです😄
